パワハラが起きる理由について
なぜ、パワハラが起きるのか?
そもそも、なぜ、パワハラが起きるのでしょうか。「令和5年職場のパワハラに関する実態調査報告書」では、パワハラが起きる理由について次のような項目を挙げています。
・人手が常に不足している
・従業員の年代に偏りがある
・コミュニケーション不足
・残業が多い・休暇がとりづらい
・失敗が許されない・失敗への許容度が多い 等
【参考資料】「令和5年度 職場のハラスメントに関する実態調査報告書」
パワハラが起きる3つの理由
このようなデータから、パワハラが起きる理由を次の3つにまとめることができます。
【理由1】人手不足や残業増加などによる余裕がない職場となっているため。
常に忙しく、周囲への配慮を行う余裕がなく、自分の正しさを優先し、自己防衛をしてしまうため。これにより、ハラスメントをしている本人は、自覚なくハラスメントを行ってしまいます。
【理由2】職場のコミュニケーションが不足しているため。
職場のコミュニケーションが不足するのは、上司も部下もお互い忙しく、あえて言葉で伝えなくともお互い察して動くことを求められる文化や考え方に囚われていることから起きています。
【理由3】多様な従業員が働いているため。
世代の異なる従業員や、短時間や外国籍の従業員など、多種多様な人材が働いているため、各人の価値観、常識、優先順位、仕事に対するスタンスなど考え方が異なることになります。
特に【理由1】で取り上げたように、人手不足や残業増加などによる余裕がない職場となっていることで、周囲への配慮よりも自己防衛を行い、自覚なくハラスメントを行ってしまうということが多くの職場で起きています。
例えば、「部下が結果を出せないのは努力不足とみなすべきだ」「子育てや家庭より仕事を最優先すべきだ」「自分も我慢してきたのだから、部下も我慢すべきだ」という無意識の思い込み…いわゆる「べき思考」に無自覚に反応してしまい、自覚なくハラスメント的な接し方をしてしまうということが起きています。
